今回作っていくパンは「ヘルシー」で「野菜もとれる」ことをテーマにレシピを作ってみました。
パンは、甘い食材もしょっぱい食材も相性良く合わせることができるので野菜をのっけても絶対に美味しいだろうという考えです。
玉ねぎと合わせる生地はフォカッチャの生地で、歯切れの良さと、塩っけのある食材と相性がいいことがポイントになっています。
このフォカッチャの作り方さえ覚えておけば本当に幅広く使い回しができるので、惣菜パンが好きな方は必見の配合になっています。
材料 (6個分)
ポーリッシュ種
- 強力粉 (60%) 150g
- 牛乳 (10%) 25g
- 水 (50%) 125g
- イースト (0.4%) 1g
本捏ね生地
- 薄力粉 (40%) 100g
- オリーブオイル (15%) 38g
- 塩 (2%) 5g
フィリング
- 玉ねぎ 1個
- コンソメ ひとつまみ
- チーズ 60g
- マヨネーズ 適量
このパンのポイント
- どんな具材とも相性がいいフォカッチャ生地
- ポーリッシュ法で作るしっとりした食感
- パンと合わせる時の野菜の使い方
工程
ポーリッシュ種作り
材料のポーリッシュ種をすべてボールに入れて混ぜます。
均一に混ざれば完成です!
(めちゃくちゃ簡単ですよね!作業時間1分で終わります。)
混ぜ終わった種は、冷蔵庫で8~12 時間ほど寝かせれば使える状態になります。
また、なるべく早く種を使いたい場合などは室温で3時間ほど発酵させれば使えるようになります。
ポーリッシュ種を使うメリット
前もって発酵した生地を作っておくことで、その後の発酵が早く進むようになります。
また、時間をかけて低温で発酵させるので、イーストが旨味と風味を作ってくれます。より風味がよくて芳醇なパンが作れるようになります。
さらに、小麦粉は時間をかけて水分をしっかり芯まで吸えるのでしっとり感が続きやすくなります。
つまり、次の日以降もしっとりしたパンが自宅で作れるようになるのがこの製法だったりします。
本捏ね生地
完成したポーリッシュ種のボールの中に本捏ね生地の材料をすべて加えて混ぜ合わせます。
この段階ではオリーブオイルが完全に馴染んでいない状態だと思うので、作業台に出してしばらく捏ねていきます。
ポーリッシュの生地にグルテンの繋がりができているので、まとまるまでは早いと思います。
生地自体は弾力は少なくて柔らかい状態なので、優しい力で叩きごねをするのがいいですね。
生地がまとまって、表面に滑らかさが出てきたら一次発酵させます。
一次発酵(35度: 40min)
生地の大きさが発酵前と比べて1.6~2倍くらいになっていれば発酵完了です。
全体的にガス抜きをして、6等分に分割します。
丸く形を整えたら10分間のベンチタイムをとります。
具材の準備
玉ねぎは輪切りに6等分にします。
油をひいたフライパンで表面にこんがりと焼き色がつくまで中火でグリルしていきます。
焼きあがった玉ねぎは余分な水気を拭き取っておくといいですよ。
あんまり水分が多いとパンが湿ってしまい生焼けの原因になってしまいます。
成形
ベンチタイムが終わった生地は、10cmくらいの丸になるように広げて天板に並べます。
広げられた生地の上に玉ねぎを置いたら成形完了です。
今回は玉ねぎをのせていますが、ここの野菜はアレンジが可能です。
(秋の時期はキノコ類とかのせても美味しいですし、夏時期はズッキーニに味噌を合わせても最高に美味しいんですよ!)
玉ねぎが乗せられたら、二次発酵に入れていきます。
二次発酵(35度:40min)
二次発酵の見極めは生地の厚みが2~3cmになっていたらOKです。
焼く前の仕上げにマヨネーズとチーズをお好みで上にかけていきます。
そして味のアクセントにコンソメをひとつまみかけておくと全体の味のバランスが整うでオススメです!
焼成(230分: 12~15min)
あらかじめ230度に余熱を入れておいたオーブンに生地を入れて焼きます。