簡単なのに映える!ブラウニーの作り方

バレンタインので作りチョコレート菓子の定番といえばブラウニーだと思っています。私が学生の時にバレンタインのシーズンになると誰かしらブラウニーを作って持ってきていました。

やっぱり混ぜるだけで簡単に失敗しないおやつの定番だと思います。

でも、普通のブラウニーじゃつまらなとか、インスタにのせられないと思っている方のために今回はちょっと映えるブラウニーの作り方を伝授したいと思います。

材料

材料分量(約12個分)
スイートチョコレート150g
無塩バター90g
グラニュー糖75g
2個
薄力粉75g
ベーキングパウダー4g
牛乳35g
コアントロー(リキュール)15g
くるみ50g
可愛いビスケット12枚くらい

型の材料

A4コピー用紙 2枚
クッキングシート

ケーキ作りは準備が8割です。

必要なタイミングで必要なものが用意できていないと、同じ工程をやっても失敗することがあるので、初めに使うものを全て計量しておきましょう。

作り方

1、型を準備します

A4のコピー用紙2枚と同じ大きさに切ったクッキングシートを重ねて、四隅を2cm折って型を作ります。

角の紙が重なるところはホチキスを使って止めます。

クッキングシートにあまりがあれば、型が開かないように補強します。

2、チョコとバターを湯せんします

チョコとバターを溶かすために鍋で水を温めます。

小さい気泡が出てきたら、60℃くらいなので火を止めて、布巾を間に噛ませてボールに入れたチョコとバターを溶かしていきます。

この時、注意点が2つあります。

1、チョコレートに水が入らないようにしましょう。

水が入ってしまうとチョコレートの油分と水分のバランスが崩れてボソボソに分離してしまいます。

2、溶かす温度は高くしすぎないこと。

チョコレートは高温にも弱く分離の原因になるので、湯せんの温度は60℃くらいが目安です。

湯せんの場合はじっくりと全体を温めてくれるので、温度の変化が緩やかです。

直火で溶かしてしまうと火の当たりやすいところが分離したりするので、湯せんで溶かすのがチョコレートの基本です。

チョコもバターも溶けきるまでに時間があるので、他の準備をします。

3、薄力粉とベーキングパウダーを振るう

薄力粉はダマになりやすいので使う前に振るっておきましょう。

振るって粒子を独立させておくことで全体に均一に早く馴染むようになります。

また、このタイミングで卵も溶いておき、できればざるを通しておきましょう。

(プレゼントするブラウニーに万が一卵の殻でも入っていたら、愛がこもっていてもちょっとガッカリされてしまうかもしれませんから。)

4、オーブンの予熱を準備

意外と忘れがちなのが予熱。生地ができてからすぐに焼けた方が効率がいいですね。

160℃・20分で準備をしておきましょう。

ブラウニーは通常、高温で一気に焼き上げるお菓子です。その方が表面がバリッと仕上がり中がしっとりできます。

しかし、今回はビスケットを乗せるアレンジレシピなので、高温だとビスケットが黒焦げになってしまいます。

5、バターとチョコレートにグラニュー糖入れる

バターとチョコレートが溶けて固形感がなくなれば、そこに砂糖を入れます。

溶けきる前にぐるぐる混ぜたり、空気がたくさん入ると見た目がボソボソになってしまします。溶けきるまでじっくり観察しておきましょう。

糖分は水にしか溶けないので、混ぜてもグラニュー糖のジャリジャリ感は残ります。(卵を入れると無くなるので気にしなくてOK!)

6、卵を数回に分けて入れる

卵はほとんどが水分です。チョコとバターはほとんどが油です。一気に入れると分離をしてしまうので、少しずつ入れては馴染ませてを繰り返します。

卵は加熱させると固まる熱凝固の性質があるので、ブラウニーが焼かれて固まるのは卵のおかげです。

7、振るった薄力粉とベーキングパウダーを入れる

粉類が入ったらざっくり大きく混ぜましょう。

ここで生地を練ってしまうと小麦粉に粘り気が出てしまい、重たい食感になってしまいます。

上の生地と下の生地を入れ替えるように混ぜて行きましょう。

8、牛乳とリキュールを入れて混ぜる

生地のパサパサ感を軽減させてしっとり仕上げるために牛乳を入れます。

また、香り付けにリキュールも加えます。このレシピではコアントロー(オレンジのリキュール)を使っていますが、ブランデーなどでも相性がいいのでオススメです。

リキュールを入れたくない場合はその分多めに牛乳を入れましょう。

均一になるまで混ぜてから、最後にナッツを入れてざっくり混ぜます。

9、型に流し入れて上にビスケットを敷く

初めに作った型の中に流し入れます。

厚みが1.5~2cmくらいに納めると比較的平に焼きあがります。生地が分厚いと中心部分が膨らみやすくて上に乗せたビスケットがサーフィンをしてしまうので注意してください。

ビスケットを生地の上に敷き詰めます。

この時に生地が流れ出そうな場所があればクッキングシートなどで型を補強しておきましょう。

10、予熱の入ったオーブンで焼きます

オーブンの予熱が準備できたら160℃で20分焼きます。

ここでは楽しみに焼きあがりを待てばOKです。

焼き上がってすぐのブラウニーは柔らかく、このまま切るとボロボロに崩れるので、しっかり粗熱を取ってから、冷蔵庫で冷やしてカットしましょう。

編集後記

バレンタインと聞くと学生時代は淡い期待を抱いてそわそわしていたのを覚えています。でも、いつからか今年は何を作ろうかなんて逆の意味でそわそわするようになりました。笑

この時期になるとデパートの催事でも世界のチョコレートが試食ができたり、購入できたりして楽しい限りです。心が躍ります。笑

バレンタインって普段お菓子を作らない人でも作るきっかけになるので、その時に上手にできてほしいと思って今回の動画を作りました。

普段から作っていない人がその日だけ作って上手にできるほどお菓子作りは簡単じゃないことは私も知っています。

でも、きっと寄り添いながら教えてくれる人がいればそれも可能なんじゃないかなとか思ったりして。

もしかしたら、この動画がきっかけで手作りの楽しさに目覚める人が出てくるかもしれないし、それをもらった彼氏や旦那さん、ご家族が喜んでくれたら、これ以上に嬉しいことはないと思うのです。

たった1本の動画を作るだけでそんな妄想ができて、勝手に幸せな気分になれるのだから、きっと私はYouTubeの活動に向いているのかななんて考えたりしてます。

コメントや反応を見ているといつも思うのですが、何事も受け取るよりも与えた方が幸せは大きいんだと。だから、皆さんも作ってみたいなって思ったタイミングで誰かにプレゼントをしてみてください。

完全感覚ベイカー