【2022年版】パン作りに向いているレンジオーブンの選び方

つい先日、15年以上使っていたオーブンが故障してしまいこの度新しくオーブンを買い替えました。

その際にいろんな機種や機能を調べて比較してみました。

そこでこの記事では自宅でパンを作ることに焦点を当ててオーブンの選び方を共有したいと思います。

オーブンの容量で選ぶ

オーブンを置くスペースやパンを焼く量によって必要な容量が変わります。

ちなみに、30Lくらいの容量があれば家庭用のパンのレシピ本のものは焼けると思います。

また、2段焼きに対応したオーブンであればレシピの2倍量で仕込むこともできると思います。

容量と焼けるパンの個数のイメージはこんな感じです。

オーブンの容量焼けるバターロール
20L以下4個くらい
20~25L4〜6個くらい
25~30L6〜8個くらい
30L(天板2枚)8〜15個くらい

オーブンの火力で選ぶ

パンを焼くときに一番大切になってくるのがオーブンの火力です。

バゲットなどのハードパンは220~270℃くらいの温度で焼くことが多いです。

機種によっては200℃以上出せないものもあるので買う時には注意が必要です。

結論としては最大で300℃くらい火力が出ればパン作りに困ることはまずないと思います。

オーブンの加熱方式で選ぶ

オーブンの加熱方式には主に上下ヒーター式とコンベクション式の2つがあります。

上下ヒーター式は熱を循環させる機能がないので焼きムラが出やすい傾向にあります。

一方でコンベクション式はヒーターで加熱した熱気をファンで循環させるので庫内の温度の差ができにくく、焼き色のムラも出にくいとされています。

焼き色をキレイにつけたいのであればコンベクション式がオススメです。

クープを開かせるにはスチーム機能を

オーブンレンジもある程度のグレードになるとスチーム機能がついてきます。

菓子パンや食パンなどはあまり出番がない機能ですが、切り込みを入れるハード系のパンを焼く場合には必要になります。

もちろん、スチームをしなくてもハードパンは焼けますが切り込みの開きが浅かったり、熱の伝わりにくい底の部分が引き裂けてしまう原因になります。

がっぽりクープ(切り込み)の開いたパンを焼くためにはスチーム機能は必須になると思います。

オーブンレンジの価格は何で決まるのか

家電屋さんに行ってオーブンを見てみると同じような見た目で6万円のものがあったり、15万円のものがあったりします。

大きさが同じでオーブンの性能も違いほとんどないものが各種メーカーから出ています。

価格に違いが出る大きな要因はセンサーの性能や個数

上位の機種ほどセンサーの性能が良かったり、2個ついていたりします。

センサーの性能が良いほど、レンジで温めている食材の温度を把握して自動で温め方を変えてくれます。

センサーの個数が多いほど、一度の温めで2種類以上のものを入れてもそれぞれに適した温めをしてくれます。

一度に色々な食材を温める人には便利な機能ですが、あくまで「レンジの機能」なので、オーブン機能重視で価格を抑えたい人はセンサー性能は求めなくても良いと思います。

オススメの2機種

以上の点を踏まえると。

  • 容量は30L
  • オーブンの最大火力は270~300℃
  • 加熱方式はコンベクション式
  • スチーム機能あり

がパンを焼くのに適したオーブンレンジと言えます。

そこで私のオススメは以下の2機種

定番の石窯ドーム

東芝 過熱水蒸気オーブンレンジ 石窯ドーム 30L グランホワイト ER-WD3000(W)

自宅でパンを焼くかたの多くがオススメする石窯ドーム。

庫内上部がアーチ状になっていて熱の循環が良いのが最大のポイントです。

天板2段で焼いた時も焼き色にムラが出にくいのも魅力的なところです。

上位機種に5000と7000がありますが、3000でも最大300℃まで火力が出るので家でパンを焼くには困らない性能を備えています。

金額と性能を考えた時に一番手に届きやすいものかなと思います。

石窯ドームと双璧を成すビストロ

パナソニック オーブンレンジ スチーム ビストロ 30L 2段 スイングサーチ赤外線センサー ブラック NE-BS808-K

東芝とオーブンの性能でライバル的なポジションのパナソニック製品です。

スタイリッシュな見た目でオーブンの温度の70℃〜300℃と細やかな設定ができるところがいいですね。

また、電気屋さん曰くパナソニックのオーブンは修理依頼の件数も少ないようで耐久性にも期待ができそうです。

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