忙しい人のためのパンの材料丸わかり辞典(基本の材料編)

時間をかけてパンを勉強する余裕がない方に向けて、パンに使われる材料を簡単に解説する生地です!かなりざっくりとした説明なので、ニュアンスとして受け止めていただけるとありがたいです。

小麦粉

強力粉、準強力粉、薄力粉があります。

強力粉を使うともちもちした弾力のあるパンができます。

薄力粉を使うとスポンジケーキやシフォン生地のような歯切れのいい食感に仕上がります。

準強力粉はその中間です。

パンに味をつける働きと、イーストの発酵を抑制する働きがあります。

また、生地を引き締める効果もあるので、まとまりにくい生地の場合などにはほんの少しだけ多めに加えることもあります。

ほんの少ししか入らないイメージがありますが、全く入らないパンは味気なく、あまり美味しいものではありません。

イースト

パン作りに使われる菌です。

主に生イースト、ドライイースト、インスタントドライイーストの三種類があります。

パンの風味を作り、発酵したガスがパンの中身をスポンジ状にするので、軽やかな食感を作ります。

糖分を栄養にするので、発酵の時間が長かったり、イーストの量が多い時には甘みの少ないパンになります。

使う量と発酵させる時間がとても大切です。

水はグルテンのつながりを作り、デンプンを糊化させるために必須です。水分無くして小麦粉は食べられる状態にはなりません。

小麦粉の量に対しておよそ60〜70%の量を使うのが一般的です。

水以外にも、牛乳やたまご、バターなども水分を含んでいるため、材料のすべての水分を意識することがレシピ作りにおいて大切になります。

グルテンがうまく繋がらない時や、発酵で膨らみにくいとき、焼きあがったパンの目が詰まる時は水分の量が関係していることが多いように感じます。

砂糖

パンの甘みと発酵のスピードを左右します。

また、多ければ多いほどパンの味は甘くなり、焼き色が強くつきます。

砂糖が入るとイーストの栄養になるので発酵が活発に進みます。

粉の量に対して0〜15%の範囲で使われることが多いです。

油脂

パンに使われる油脂として、バターとオリーブオイルが代表としてあげられます。

油脂は生地の伸びを良くして、保水性を高めます。

バターは重たくどっしりとしたパンを作りたい時に使います。

オリーブオイルなどの液体油脂は軽くソフトな食感に仕上げたい時に使います。

まとめ

素材ごとの特徴を知っておくと、パン作りがもっと楽しくなります。別の記事ではそれぞれの素材についてもっと深いところまで解説しているので、気になる方は他の記事も読んでくださいね!

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