蒸しパンが膨らまない原因と膨らますコツを解説!

先日、YouTubeにアップロードした野菜の蒸しパン。

実は動画にする裏側で、蒸しパンが全然膨らまない事件が起きていました。

ちなみに膨らまなかったパターンが左で成功したのは右です。

見た目のボリュームからして違いますよね。

また、食べた時の食感も膨らまなかった蒸しパンは固くでネッチョリしていて美味しくありませんでした。

ちなみに両方ともレシピの分量は全く同じで作りました。

膨らまなかった原因は何なのか、どこを改良したのかをこの記事では解説します。

私の失敗から何かの学びを得る方が少しでもいれば嬉しく思います。

原因1:ベーキングパウダーが古い

賞味期限内であっても、ベーキングパウダーは保存状態によっては膨らみが悪くなってしまいます。

そもそもベーキングパウダーは水分と加熱によってガスを出すので、開けてから時間が立っていたり、湿度が高かったりすると品質が劣化してしまいます。

なので、作り直した方では開けたての新しいベーキングパウダーを使いました。

原因2:薄力粉が入ってから混ぜすぎた

薄力粉は練れば練るほどグルテンというベタベタつながる成分ができます。

このグルテンが多くなりすぎると生地が重くなり膨らみにくくなってしまいます。

膨らまなかった生地ではホイッパーを使って好き勝手に混ぜましたが、膨らんだ方はゴムベラを使ってさっくりと切るように混ぜてみました。

原因3:生地を作ってから蒸すまでの時間が長い

ベーキングパウダーを使って膨らます生地は基本的には生地が完成してからすぐに加熱をします。

放っておくと、水分に反応したベーキングパウダーが焼く前にガスを出し切ってしまうからです。

だから、生地を作る前に蒸し器を準備しておいてすぐに焼けるようにしておきました。

原因4:蒸し器の温度が低い

1番の原因はこれだったと思いますが、生地を蒸す前の蒸し器の状態はモックモクに蒸気がたくさん出ている状態が理想です。

膨らまなかった生地は蒸す時も火加減は中火にしてしまって、ほどほどに蒸気が出ている状態でした。それでは全くの蒸気不足だったのです。

膨らんだ蒸しパンは常に強火で蒸気がモクモク常に出ている状態をキープしました。

そうすると見違えるように膨らみました。

コメント

蒸しパンはとっても手軽で短い時間で作れるですが、作り方がシンプルなものほど難しくて奥が深いとつくづく思います。

蒸しパンを成功させるまで、ネットでいろんな情報を調べてみましたが腹落ちすく解決策がなく、一時は蒸しパンの動画を諦めようとしました。

だからこそ、自分が情報をネット上に残しておかないといけないなとも思いました。

パンやケーキは失敗しないポイントが掴めたら今まで難しかったことが嘘のように晴れます。

そんな感覚を悩んでいる人に体験してほしいと思いました。

ちなみに、この蒸しパンは幼稚園で給食を作っている管理栄養士さんにアドバイスを頂いて成功しました。ずっと作り続けてきた経験がある人の見解はさすがだなと感じました。

このアドバイスがなければきっと蒸しパンの動画もこの記事もなかったと思うと本当に感謝ですね。

完全感覚ベイカー