「普段お菓子はあまり作らないけれど、本格的なケーキをなるべく簡単に失敗しないで作りたい!」
という人向けにこのレシピを考えてみました。
今回のテーマは
「1時間でできるミルフィーユ」
ということで、冷凍のパイシートに一手間加えて本格的な仕上がりにする方法をレクチャーしていきます。
初めてケーキを作る人でも失敗がなくできるので、ぜひチャレンジしてみてください。
材料(2人分)
パイ生地
冷凍パイシート(18×10cm)
無塩バター
グラニュー糖
カスタードクリーム
卵
グラニュー糖
薄力粉
牛乳
バター
2枚
20g
20g
1個(50g)
30g
10g
100g
10g
作り方
下準備
作業を始める前にオーブンを200度(20分)で予熱をしておきましょう。
冷凍パイシートは一度溶けてしまうと、キレイに層ができなくなってしまうので、効率的に作業ができるように準備をしておきましょう。
バターを室温に戻して、柔らかい状態にしておきます。
気温が低い時期などは予熱してあるオーブンの上などに置いておくと、簡単に柔らかくなりますよ。
パイシートのキャラメリゼ
冷凍のパイシート(冷凍のまま)にバターを満遍なく塗っていきます。

バターを塗ったところにグラニュー糖をたっぷりふるってつけましょう。

クッキングシートを敷いた天板の上に、グラニュー糖の面が下になるように並べます。
焼いたときに膨らみすぎるのを防ぐため、並べたパイシートの上に網などの重石をしておきます。

200度に予熱しておいたオーブンで20〜25分焼きます。
(焼き色を見ながら焼く時間を調節してください。)
焼き上がったパイは荒熱をとっておきましょう。
荒熱が取れたら、三等分にカットして仕上げをしていきます。
全卵で作るカスタードクリーム
卵をボールに割り入れ、砂糖を入れたら白っぽくなるまで良く混ぜていきます。

卵にたっぷり空気を含ませることで火の入り方が遅くなるので、卵に均一に熱を加えることができます。
(ちなみに混ぜるのが少ないと、卵の塊りができてしまうので口当たりが悪くなります。)
卵が混ざったら薄力粉を加えて、均一になるまで混ぜていきます。
牛乳を加えて混ぜます。
中火で加熱していきます。
焦げ付かないように加熱中はゴムベラなどで混ぜていてくださいね。

90度くらいになってくると、クリームに重さが出てきて、ボテっとした状態になります。
そこからさらに1〜2分混ぜながら加熱していきます。
固まった後にしばらく加熱することでクリームのコシが切れて滑らかで光沢ある状態になります。

加熱が終わったクリームにバニラオイルとバターを入れて余熱で溶かしていきます。
全体が均一に混ざったら、ボールに移してラップをして保冷剤などで急冷します。

カスタードは、水分も糖分も多いので腐りやすい食品です。急冷することで、雑菌が繁殖しやすい温度を一気に通過させる必要があります。
仕上げ
パイシートの上にカスタードを絞り、その上にさらにパイ生地を重ねます。

一番上のパイシートに粉糖を茶こしなどでふるいかけます。
お好みでクリームの間にスライスしたフルーツをサンドしたり、上に盛り付けても見た目が華やかになります。