【小竹向原】「まちのパーラー」をレビューします。

小竹向原駅から閑静な住宅街を歩くこと5分。

透明感と清潔感のあるガラス張りの建物はどこか美術館を思わせる佇まいをしていました。

まちの保育園と併設しているパン屋さんが「まちのパーラー」です。

こちらはパーラー江古田さんの姉妹店で、食べログのパン100名店に4年連続で選出されている人気のパン屋さんです。

あの「孤高のグルメ」に登場したこともあるのでご存知の方も多いかと思います。

私が訪れたのは土曜日の10時半。店内でのランチもできると言うので行ってみたのですが、待っている人がすでに3組ほどいました。

こちらの店舗は10時からサンドイッチなどの食事メニューの利用ができるとのことで、きっと私が行ったタイミングは満席になるやすい時だったのかなと思いました。

おそらく狙い目は10時前のタイミングかな。

まだ、店内での食事には時間がかかりそうなので先にパンを買うことにしました。

売り場の広さは人が三人並んで入れるくらい。コンパクトなスペースに所狭しとパンが並べられています。

食パンやバゲット、ごまパン、リュスティック…

シンプルで飽きが来ないメニューが多いですね。

まるでパリのパン屋さんに迷い込んだ見たいです。(パリには行ったことがないですが。笑)

何種類かパンを買って、のんびり待つこと40分ほど。

やっと店内に入ることができました。

2名掛けのテーブルがメインで20席ほど。

カウンターにはダンディな地元のおじさまと思われる方が一人でランチを楽しんでいました。かっこいいな。(憧れちゃう)

ランチのメニューはサンドイッチをはじめ、きちんとした食事のメニューも豊富にありました。

散々迷った挙句にサルシッチャを注文しました。

大ぶりなソーセージ2本にスライスされた3種類のパン。

このソーセージは本当に美味しくて旨みの詰まった肉汁が口に入れた瞬間に「これでもか!」ってくらい広がっていきます。

(美味しすぎてソーセージだけ買おうと思いましたが、店内のみでしか提供していないとのことです。笑)

肝心のパンはというと、種類によって自家製酵母を使い分けているようで酸味のあるサワー種のパンがあったり、ほのかな甘味のあるレーズン酵母のパンがあったりと、単純に味だけでなく風味も楽しめるパンが多かったです。

パンの香ばしい香りを感じて、食べて味わって、鼻に抜けていく風味を感じる。本当に楽しみ方がたくさんできるパンだなと思いました。

食べ切れる量で3種類も出してくれるなんてとってもお得な気持ちになりました。

持ち帰ったパンも、それぞれに味も見た目にもしっかりと個性があって、作り手に愛されて誕生したんだな。って感じます。

全粒粉の食パン
ごまパン
くるみパン

きちんと時間をかけて酵母から育てて、酵母と素材の組み合わせをきちんと考えて作られているパンがとても多いです。

どのパンもとても手間がかかっているし、丁寧な仕事をしているなと感じさせるパンでした。

ぜひ、きちんとパンを五感を使って味わってみたい方にとてもおすすめのパン屋さんです。