『理論でわかる!』マフィンの作り方

パン屋さんでみる定番のお菓子。「マフィン」

今回はその作り方を理論的に解説してみます。

本場のアメリカでは、大きめのサイズが主流ですが、今回はお茶菓子にもぴったりなサイズの小さいマフィンカップで作ってみようと思います。

材料(8個分)

  • バター 140g
  • 砂糖     140g
  • 全卵     100g
  • 薄力粉  200g
  • ベーキングパウダー 4g
  • 牛乳     60g

作り方

0,準備

お菓子作りは準備ができているかどうかで成功するかどうかが決まります。

今回作るマフィンに関しては、使う材料は全て常温の状態で準備しておきましょう。

バターが冷えていて固すぎると他の材料と混ざりにくくなってしまいます。

また、卵が冷たいと分離する確率が高くなります。

作業を始める前に余熱を入れておくことも忘れないようにしましょう。(170℃ ;22分)

1,バターをほぐす

バターをホイッパーやハンドミキサーでほぐしましょう。

バターにはクリーミング性といって空気をたくさん取り込める性質があります。

ここで空気をたくさん入れておくとマフィンの口当たりが滑らかになります。

注意点としては、バターが柔過ぎる場合はこのクリーミング性が十分に生きて来ないので、温度には気をつけましょう。

バターがほぐれたところで砂糖を加えます。

砂糖には保水性があるので、よりケーキがしっとりと仕上がり、乾燥しにくくしてくれる作用があります。

(砂糖を少なくするとパサつきやすいマフィンになったりします。)

この砂糖を黒糖にしたり、メープルシュガーに変えることでアレンジも可能ですよ!

ここでも白っぽくなるまできちんと攪拌していきましょう。

白さ=空気の多さ=口どけの良さ

です。イメージは大切です。

2,卵を入れる

繰り返しになりますが、卵は必ず常温のものを使いましょう。

さらに加える時は少しずつ加えていくことがポイントになります。

卵が入ったらその都度バターと混ぜて均一の状態にしていきます。

均一になったら、次の卵を少しずつ加えるのを繰り返していきます。

乳化に成功した状態はこんな質感です。

反対に失敗するとこんな感じになってしまいます。

失敗の原因としては、卵の冷たさと入れる量が多過ぎることが考えられるので、その2点は特に注意が必要です。

3,薄力粉を加える

薄力粉とベーキングパウダーはふるいながら加えていきます。

薄力粉を混ぜる時も練らずに切るようにして混ぜます。

練ってしまうと、薄力粉が粘り気のある成分(グルテン)を作ってしまうので、仕上がりの食感が重たくなってしまいます。

4,牛乳を入れる

粉が入って混ざったら、牛乳を加えてさっくりと混ぜていきます。

もし、具材を入れたければ、このタイミングでくるみやドライフルーツを入れるのもいいでしょう!

生地全体の質感が均一になったら、マフィンカップの半分のところまで生地を流し入れていきます。

5,焼成

170℃で22~25分焼きます。

焼き時間は焼き色など様子を見ながら、調節してオーブンから出しましょう。

動画で作り方を確認する

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です