おからには、食物繊維や植物性のタンパク質が豊富なので、お通じを改善したり肌をキレイにしたりする効果が期待できます。
おからは女性に嬉しい栄養価がとっても豊富なので、今回はおからを使ってパンを作ってみたいと思います。
この記事ではおからをパンに使う時のポイントや仕上がりのパンについて言及していきたいと思います。
材料(1斤分)
- 強力粉 (65%) 155g
- おから (35%) 85g
- 塩 (1.2%) 3g
- 砂糖 (6%) 14g
- イースト (1.2%) 3g
- 水 (35%) 85g
- バター (5%) 12g
作り方のポイント
- おからは水分が多く生地がべたつきやすいので一生懸命こねましょう。
- おからが入る前の生地は水分を少なめに調節しておきます。
- ボリュームがあまりでないので、こねる作業をきちんとしましょう。
工程
ミキシング
まずはおから以外の材料を混ぜ合わせて、ひとまとまりになるまでこねていきます。
初めからおからが入ってしまうと生地のつながりをおからに邪魔せれてしまうので、グルテンができにくくなってしまいます。
初めは小麦粉だけでグルテンのつながりをある程度作っていきます。
生地のつながりができてから、おからを何回かに分けて練りこんでいきます。
こねればこねるほどおからから水分が出てきて、ベタついて感じになってきます。
グルテンのつながりも緩まっていくので、こねる力加減は優しくしましょう。
生地にある程度弾力が出てきたら、叩きながらこねていきましょう。
生地に滑らかさが出てきたら、バターを加えてなじませていきます。
一次発酵(35度;40~50分)
生地の大きさが1.5倍くらいの大きさになったら発酵完了です。
生地は2等分に分割して、丸く形を整えていきます。
丸められた生地は10分間休ませてから成形をしていきます。(ベンチタイム)
成形
ベンチタイムが終わった生地は綴じ目を上にした状態で円形に潰していきます。
両サイドを中心に向かって折り返して、手前からくるくると巻いてきます。
中心部分に生地をためるイメージで巻き込んでいきましょう。
生地の量が多ければ多いほど、そこの部分のボリュームが出やすくなります。
巻き終わりが開かないように、巻き終わりを下にした状態で型の中に入れます。
2個型の中に入ったら、その後発酵に入れていきます。
二次発酵(40度; 50~70分)
二次発酵では生地の大きさが2倍くらいになっていたらOKです。
ここではあまりボリュームが出ません。
おからを使うとグルテンの膜がうまく作られないので、イーストのガスをとじこめられないのです。
今回のレシピでは35%のおからを配合していますが、この配合を少なくすればもっとボリュームが出るようになります。
焼成(200度;18~22分)
高めの温度できちんと火を通していきます。
おからを使っている分、生地の生地の水分量が多いので火の通りが遅くなるからです。
焼きあがった生地の食感として、湯種で作ったパンのようのしっとり、みずみずしいのが特徴です。
また歯切れも良くて、味わいもとってもシンプルなので食事の付け合わせとしてもいいかと思います。