想像してみてください。オーブンをあけたときに香ばしい香りとともに、きれいにきつね色に焼けたパンが出てきて、それを真っ先にかぶりつくところを。
でも、このパンが白くて、焼き色が全然ついていない状態だったらどうでしょうか?
あんまり食欲がわきませんよね。
でも、自宅でパンを作っていると毎回100点の焼き色で仕上げるというのは、なかなか難しいところもあるでしょう。そこで、今回の記事では焼き色をきれいにつけるポイントとして砂糖について解説します。
焼き色がうすい原因は砂糖かも!
パン作りで砂糖を使うと大きく4つの効果があります。
①焼き色をつける。
②生地に甘みをつける。
③酵母の栄養源になる。
④生地の保水性がアップする。
では、砂糖の入っていないパンというのはどんな感じに焼けるのでしょうか?下の画像が、砂糖を入れないで作ったパンと砂糖の入ったパンの比較になります。同じ焼き時間と同じ温度で焼き上げています。
砂糖が入るか入らないかで、焼き色の付き方が一目瞭然ですね。焼き色が極端に薄い時は砂糖を入れ忘れているか、計量ミスで少なく入っていることが考えられます。
砂糖が正確なときはイーストを疑え!
イーストが多すぎても、イーストが発酵するときに糖分を必要以上に分解してしまうので、その分焼き色の薄いパンができてしまうことがあります。また、発酵のさせすぎも同様に生地中の糖分が少なくなってしまうので焼き色が薄いパンに仕上がることが多いです。
まとめ
焼き色が思うようにつかないときは生地中の砂糖の量が少なくなっているかもしれません。砂糖の計量、イーストの計量を正確にすること。また、焼き時間と温度ももちろん大切になるのできちっと守ってあげることできれいな焼き色のパンが仕上がりますよ。