今、韓国で人気の生チョコ食パンはご存知でしょうか?食パンの中に大胆にもとろけだすほどの生チョコがたっぷり入った、まさに飯テロな食パンです。
さすがに食パンのために韓国には飛べないので、今回は見た目のイメージで勝手に「生チョコ食パン」なるものを作ってみました。
材料(1.5斤)
見た目のチョコレート色はおそらくココアパウダーでしょうか?大体、粉に対して8%くらい入れてみました。今回はバンホーテンのココアパウダーを使いました。
配合のバランスとしては、中に入れる生チョコの味を引き立てるために、卵とスキムミルク(牛乳)は使わずにシンプルな生地を意識した配合になっています。そして、ボリュームがよくなるようにバターを10%だけ入れてみました。
ちなみに今回使っている強力粉は「春よ恋」です。
こねる
今回はココアパウダーを使っているので、生地は手にべたつく生地になっています。さらに、ココアパウダーがグルテンのつながりを阻害してしまうので、生地としてはまとまりが遅いです。根気よく、ひたすらグルテンがつながるまでこねてあげます。ここでこねが少ないと、ボリュームが出にくくなってしまうので、一番の頑張りポイントがここです!
生地の表面がつるんと一幕張るまでちゃんとこねてあげます。そこまでこね上がったら、一次発酵に入れていきます。
一次発酵中に生チョコづくり
生チョコの作り方はチョコレートと生クリームを1:1で混ぜるだけ。そこに風味を足すために少しだけバターを入れます。
チョコレートは高温で溶かしてしまうと分離してしまうので直接火にかけるのは厳禁です。まずは、生クリームを沸騰直前まで温めます。生クリームも沸騰させてしまうと風味が飛んでしまうので、沸騰直前かポイントになります。
温まった生クリームをチョコレートに注ぎ入れて、チョコレートが解け始めるのを待ちます。
チョコレートが溶けてきたらゆっくりとかき混ぜて均一にしてあげます。生クリームとチョコレートがなじんだら、バターを入れて風味をプラスします。
一次発酵が終わり、分割。
生地は2倍くらいに膨らんでいたらOK!40℃で30分発酵させたら、こんな感じの大きさになりました。
今回は4つに重さが同じになるように丸く形を整えました。この後、10分ほど生地を休ませてから、先ほどの生チョコを巻き込んでいきます!
成形・2次発酵
ベンチタイムが終わった生地は16㎝くらいの大きさに伸ばして、4等分に分けた生チョコを中心に置きます。手前からくるくるを生チョコを漏れないように巻きこんでいきます。
この時、手に生チョコがついてしまうと、生地にもチョコレートの油分がついてしまい、とじ目がとじれなくなってしまうので、注意が必要です。
4つ成形が終わって型に詰めたら、こんな感じになりました。ちなみに焼き型にはしっかりとバターを塗ってあります。
2次発酵が終わるとこんな感じになります。発酵終了の見極めの目安は型の8割まで生地が膨らんでいることです。ここで発酵が足りないとボリューム感の乏しいパンがっ仕上がりますので、ご注意を。
焼成
焼き時間は180℃ので27分です。型焼きにしては低めの温度ですが、あんまり高温で焼いて中のチョコレートがはみ出てしまうという残念な結果にならないようにそうしました。
ちぎった中身はこんな感じです。生チョコは全部で200g作って入れたのですが、写真に比べてみると明らかに少ない?
でも食べてみるとこの量でも十分すぎる量のチョコレートだと感じました。あの写真のチョコは一体どれくらいの量が入っているのでしょうか?食べ終わる前に飽きてしまいそうだなと、作ってみてそんなことを感じました。