パン教室開業の仕方〜物件の選び方〜

この記事は都内で予約が取れないパン教室を運営する著者(完全感覚ベイカー)が実体験をもとにパン教室の開業の仕方について解説しています。パン教室開業に興味を持つ方に役立つ知識をお伝えできたら幸いです。

今回のテーマは物件の選び方です。

前提として、パン教室は飲食店とは違って保健所の許可が必須ではありません。自宅で開業する人も多いですが物件を借りた方が生徒様が通いやすい立地を選べたり、パン教室に特化した設備や内装にすることができるので運営もしやすくなると思います。

以前の記事で自宅開業と物件を借りて開業することに関して触れているので気になる方はこちらもチェックして見てください。

パン教室の開業の仕方 〜自宅で開業?物件を借りる?〜

「スケルトン」か「居抜き」どちらを選ぶ?

店舗用の物件サイトを見ていると、大きく分けてスケルトンと居抜きの2種類があります。

ここではその違いを解説します。

スケルトンとは名前の通りスケスケで外壁と屋根だけの状態の物件です。

部屋の仕切りもなければ、キッチンもトイレも無い状態。

店舗物件はこのスケルトンと言われる状態で貸に出して、スケルトンの状態で返すのが基本です。

私が借りたのはこのスケルトンの物件です。


居抜き物件とは「前の借主の設備がそのまま残っている」物件です。

つまり、冷蔵庫やテーブル、椅子、食器などがそのまま使えるのです。

「スケルトン」と「居抜き」のパン教室視点でのメリット・デメリット

スケルトンのメリット

「圧倒的な自由度」

何もないということは、これから壁を作ってキッチンのスペースや事務所などを作るということです。それぞれのスペースの広さや水道やコンセントの位置、色、形に至まで自分の自由に設計をすることができます。自分の思い描く世界観が作りやすいのが大きなメリットです。

スケルトンのデメリット

「お金がかかる」

当然、内装を作るのにはお金がかかります。

自分の思い通りにできるのはとても楽しいですが、予算と常に相談しながらの施工になります。

私も契約した時は物件の知識がなかったので、水道もガスも電気も通っていない物件を契約してしまいました。それで思いがけない出費がかさんだので、先に工務店を見つけてから一緒に内見に行けば数十万円の節約できたと後悔しています。

「自由すぎるのが逆に不自由」

全て自分で決められるのは、明確な世界観やイメージが固まっている人であれば楽しいのですが、自分の世界観やイメージが曖昧な人は逆に迷ってしまって難しく感じるかもしれません

「開業までに時間がかかる」

当然ですが内装工事が終わって店内が完成するまでは営業ができません。その分余計に家賃がかかってしまったりすることがあります。

物件の契約時に内装工事中は家賃を免除できる「フリーレント期間」が設けられないか不動産屋さんに相談するのがおすすめです。

居抜きのメリット

「初期費用が安い・早く開業ができる」

冷蔵庫やテーブル、食器などに至までそのまま使えるので自分で買い揃える必要がありません。

また内装工事をあまり必要としないので開業までが早くできるのも魅力的です。

居抜きのデメリット

「自分の世界観と合わないことがある」

残されているものが使わないものや趣味に合わないものの場合はゴミ同然ですし、キッチンの広さや壁の場所など使いにくいと感じるところが出てくる可能性もあります。

また、冷蔵庫などの場所によっては壁を壊さないと修理や交換ができなかったり、思いもよらないところにリスクがあります。

「設備は中古」

当然残されたものは使用されていたものなので全てが中古品です。汚れていたりいつ壊れるかわからないというリスクもあります。

「実際に廃業した業態や立地である」

パン教室ということで考えるとあまり当てはならないかもしれませんが、廃業したお店の跡地でビジネスをするので、前業態の需要がなかったりそもそもお客さんになる人口がいないことも考えられます。なぜこの立地でこの業態がダメになったのかを考えて、自分の業態が生き残っていける材料を多く集めておくことが大事になります。

まとめ

以上が私が調べたり実際に経験したり、自営業仲間から聞いたことを元に記事を書いて見ました。

物件の選び方で何十万円またはそれ以上に損をしたり得をしたりすることはザラなので、物件を借りる際はなるべく多くの情報を精査して慎重になるのが良いと思います。