今回は、セブンイレブンの人気商品「ふわふわちぎりパン(チョコクリーム)」を作ってきたいと思います。
私の記憶ではこのパンはずっと前からあって、学生時代によく買って食べていた思い出のパンでもあります。
日本人なら誰しも一度は食べたことがあるパンでと言っても過言ではないと思います。
このパンを真似するの当たって、大切なポイントが2つあります。
1、白くふわふわに焼き上げること
2、一口サイズにちぎりやすいということ
この2点を解説しながら作り方を書いていこうと思います。
材料(3本分)
- 強力粉 (70%) 175g
- 薄力粉 (30%) 75g
- イースト (1.6%) 4g
- 水飴 (10%) 25g
- 塩 (1.6%) 4g
- 牛乳 (68%) 170g
- バター (3%) 8g
自家製チョコクリーム
- 生クリーム 100g
- ホワイトチョコ 50g
- 刻みチョコ 20g
生地のポイント
1、白く仕上げるための配合
パンに使う材料の中には焼き色がつきやすいものとつきにくいものがあります。
その代表的なものが砂糖と卵です。
糖分はパンの甘みをつけるのと、発酵に必要なので。このパンには欠かせません。
今回は砂糖の代わりに焼き色がつくにくい水飴を使っていきます。
卵を使ってしまうと生地が黄色くなってしまうのと焼き色がつきやすくなるので、今回は使わない配合にしました。
2、牛乳を使うことで白さ際立つ生地に
牛乳は水に比べると焼き色がつきやすくなります。
しかし、焼き温度を調節すれば牛乳の白さをうまく利用することができます。
3、白くしっとり仕上げるために低温で焼き上げる
白パンの一番のポイントは焼き温度です。
焼き色がつかないように低い温度で焼くことで、見た目にも綺麗な白いパンに仕上げられます。
また、パン生地の水分の蒸発が最小限で抑えられるので、生地はしっとりとして柔らかいものになります。
作り方
ミキシング
バター以外の材料をボールの中で混ぜ合わせてひとまとまりにしていきます。
ひとまとまりになったら、作業台に生地を出してこねていきます。
今回は生地に水飴を使っているので、手にくっつきやすくて初めはベタベタします。
カードをうまく使いながら、台と手をその都度きれいにしながらこねていくのがポイントです。
生地に弾力が出てきて、手にくっつかなくなってきたタイミングでバターを入れていきます。
バターが入ると一度生地のつながりが崩れるてべちゃっとした状態になります。
続けてこねていくと再びまとまってもちっとしてきます。
生地に油脂が入ると、手や台にもくっつかなくなるので、ここまでくるとこねるのにストレスを感じなくなってくるでしょう。
(それどころか、ここまでまとめた達成感が上回るので生地に愛着が湧いてきます。)
生地にハリと弾力があり、薄いグルテン膜が出来るようなら、一次発酵に入れていきます。
一次発酵(35度 30~40min)
一次発酵をするときは生地が乾燥しないように濡れ布巾かラップなどで覆っておきましょう。
発酵器や電子レンジに発酵機能があれば、それを使うと便利です。
特にない持っていない時は、部屋の温かいところに置いておくか、冬場なら、お風呂くらいに温めたお湯を張った鍋の上にうかべておくのもいいですよ!
生地の大きさが2倍くらいにふっくら大きくなっていたら、発酵完了です。
(上記の時間と温度はあくまで目安なので、生地の大きさや状態で発酵の見極めが出来るといいですね!)
生地のガス抜きをして、21個に分割します。(1個が約20gです)
今回のパンは丸を7個つなげたものを1個にします。
成形
生地が丸く整え終わったら、25×5cmにおったクッキングシートに並べていきます。
このとき、生地の感覚が等間隔になるように並べていきましょう。
二次発酵(35度 20~30min)
発酵をするときは生地が乾燥しないように、ラップや濡れ布巾をしておくといいでしょう。
生地が一回り大きくなったら発酵が完了です。
焼成(160度 12~15min)
白パンは焼き色をつけたくないので低い温度で焼いていきます。
通常の白パンには焼く前に強力粉を表面にまぶして、直接熱風が当たるのを防いで焼き色がつくのを防止しますが、今回は見た目を近づけるためにそのまま焼いていきます。
低い温度で火を通していくので、生地に水分が残りやすくもっちりふわふわになるのもこの白パンの特徴です。
粗熱をとっている最中に中に入れるクリームを作っていきます。
クリーム作り
市販のものはおそらくマーガリンがベースになっていますが、今回は別の作り方をしていきます。
生クリームを100gボールに入れて、その中にホワイトチョコレートを50g入れます。
湯煎にかけて少しずつチョコレートを溶かしていきます。
チョコレートが溶け切ったら、冷水に当てて冷やしながら、ハンドミキサーで泡立てていきます。
立体感が出てきたら、クリームのベースが完成です。
作ったクリームの中に刻んだチョコレート20gを入れて完成です。
仕上げ
焼きあがったパンに切り込みを縦に入れて、開きます。
開いたところにチョコレートクリームを入れたら完成です。