コンビニなどでもおなじみのバタースコッチを作ってみました。バターの風味が濃厚で、一枚一枚はがして食べるのが食べやすくて私が好きなパンの一つです。
そんなパンを自分で作って焼きたてを食べたら絶対においしいはずです。それでは作っていきましょう!
生地作り
今回はパウンド型2個分の計量で作りました。
配合の特徴としては、歯切れのよさを意識して準強力粉を使いました。準強力粉はフランスパンなどハード系のパンによく使われる粉ですね。グルテンが強力粉よりも少ないので、生地同士のつながりが弱く、歯切れよく仕上げたいパンに使ってあげるのがいいですね。
そして、糖分は今回ははちみつにしました。はちみつは保湿性に優れているので、歯切れの良さの中にもしっとり感を出すことができます。ちなみに歯切れの良さを優先するなら、砂糖でもOKです!
今回の生地はバタースコッチのソースに合うようにリッチな生地にしています。
こねる。
生地をこねるときは、仕込み水の温度を40℃くらいにしてあげます。今回の牛乳も電子レンジで温めたものを使っています。
全体に粉っぽさがなくなるまで混ぜます。
ひとまとまりになったら、台の上に出してこねていきます。
はちみつを使うと水分が飛びにくいので、べたべたくっつくようになります。
さらに準強力粉はグルテン組織を作りにくいので、まとまりにくくなります。
さらにさらに、仕込み水に使っている牛乳も脂肪分を含んでいるので、グルテンを作るのを阻害します。
簡単にまとめると、今回の生地はとてもこねにくい生地です。
でも、まとまってくれるとこんなにつるんとした生地に仕上がります。
苦労してまとめた生地ほどかわいさを感じますね。
こね上がったら一次発酵に入れていきます。35℃で40分発酵させてあげました。
バタースコッチ作り
一次発酵が終わるまでの時間でバタースコッチのソースを作っていきます。
材料にブラウンシュガーを使いますが、なかなか日本では手に入りにくいので、普通のお砂糖でも大丈夫です!
まずは、お砂糖を鍋(フランパンでも可)に入れて、弱火で溶かしていきます。
溶かしている最中はかき混ぜたり、刺激を与えてはいけません。結晶化を起こしてしまい、きれいにつけなくなります。
溶けた砂糖にバターを3回に分けて加えて、バターが溶けきったら、生クリームも3回に分けてなじませなたら加えたら完成です。
一次発酵後
生地の大きさが2倍くらいになったら発酵終了の合図です。
生地の発酵が終わったら、まんべんなくガスを抜いて、成形に移っていきます。
成形
生地を綿棒で25cm×40cmの四角形に伸ばしていきます。
生地が伸ばせたら、上2/3のところに作っておいたバタースコッチソースを塗ります。
余白のあるところを先に折って、三つ折りにします。
三つ折りにしたら、もう一度伸ばして、三つ折りにします。
二回三つ折りを繰り返した生地を、20cm×25cmの四角形に伸ばして、6分割します。
断面を上にして、並べていきます。並べ終わったら、二次発酵をさせていきます。
二次発酵後
型の高さと同じくらいの高さになるまでしっかりと発酵をさせていきます。
ここで発酵が不足してしまうとボリュームがなく、残念な焼き上がりになってしまいます。
焼成は220℃で20分焼いていきます。
焼き上がり
こんな感じに焼きあがりました。
生地と生地のあいだにバタースコッチのソースが入っているので一枚づつちぎって食べることができます。
ふんわりと歯切れのいい生地とバタースコッチの甘みがマッチしたおいしいパンに仕上がりました。
皆さんもぜひ参考にしてみてください。
【こね方簡単】おすすめの配合
【パウンド型1個分】
- 準強力粉 200g
- 塩 3g
- イースト 5g
- 砂糖 25g
- 水 135㏄
- バター 20g