レシピ通り作っているのに、生地がうまくまとまらなかったり、お手本と何かが違うなと感じた経験はありますか?
先日動画のコメントから頂いたのが、生地がなぜかベタついてしまうということでした。
この記事では生地がベタついたり、まとまらない原因についていくつか考察していこうと思います。
当てはまる点がないか確認してみてください。
ケース1:計量が間違っている
一番多いのが軽量の間違えです。
特に水の分量を多くしてしまうとどうしてもベタベタしてこねにくくなります。
また、バケットや食パンなど多くの水分を使って作るパンの場合は計量があっていてもベタベタ感じることがあります。
解決策
- 正確さを意識して計量する
ケース2:使っている小麦粉がレシピと違う
相談者さんの場合がこのケースでした。
通常レシピで書かれている強力粉とはタンパク質含有量が12%前後のもので、国外産のものを指していることが多いです。
銘柄でいうと、カメリアやイーグルなど。
相談者さんの場合は「ゆめちから」という国産の小麦を使っていました。
ゆめちからやキタノカオリのような国産の小麦粉は国外産のものと比べ、タンパク含有量が少ない傾向にあり、それらと同じ水を入れてしまうとベタついてしまうことがあります。
また、同様に間違えで準強力粉や薄力粉を使った場合も生地はまとまりにくくベタついてしまいます。
ここでのポイントはタンパク含有量によって生地が必要とする水分量が違うということです。
解決策
自分の使う粉のタンパク質含有量を知っておく。
タンパク含有量が少ない小麦(11%以下)を使うの場合はレシピよりも15ccくらい少ない量から少しづつ調整しながら水分を足していく。
ケース3:雨の日や部屋の湿度が高い
特に梅雨時期などは生地がどうしてもベタついてしまいます。
なぜなら小麦粉は湿気を吸いやすいからです。湿気を含んだ小麦粉は湿気の分重さが重たくなります。(まるで濡れたタオルのようなイメージ)
そして、パンの計量は重さで計ります。小麦粉が湿気を含んでいると小麦粉+水分の重量になるので、レシピ通り水分を使うと結果的に水分が多いということになります。
湿気ばかりは、小麦粉にどのくらい含まれているのかを把握するのは専門機器を使わない限りは不可能でしょう。
解決策
雨の日や湿度の高い日は少し少なめの水分から始めて様子を見ながら水分を足していく。
まとめ
生地がベタつく原因のほとんどが生地に対して水分が多いということです。
これも、水分を少なめに入れて少しずつ調整していく方法でほとんどが解決策できます!