インド料理屋さんにいくと必ずと言っていいほどナンが付いてきます。
カレーはご飯で食べてももちろん美味しいのですが、そこに手作りのナンがあればもっと食卓の彩りが増しますよね。
本場のナンはタンドゥールという専用の窯で焼き上げるのですが、家庭で用意するのは難しいので、簡単にフライパンを使ったレシピをご紹介したいと思います。
材料(3枚分)
- 強力粉 (100%) 200g
- イースト (1.5%) 3g
- 砂糖 (10%) 20g
- 塩 (2%) 4g
- ヨーグルト (35%) 70g
- 水 (35%) 70g
- バター (5%) 10g
生地のポイント
ヨーグルトを使った手軽に本格味
ナンを作るときに本場インドでは「ギー」という乳製品を加えて作られることが多いそうです。
そこで今回は手軽に手に入るヨーグルトを使うことにより、本場の味に近付けてみました。
二次発酵なしの時短レシピ
通常のパンを焼くときは一次発酵、二次発酵と2回発酵をさせるのが一般的です。
しかし、ナンは平べったくして焼き上げるので二次発酵の必要がありません。
その分早い時間で完成するので、カレーを作りながら、ナンも同時に作ることも可能です。
作り方
ミキシング
まず材料をボールの中に入れてひとまとまりにして行きます。

まとまったら、作業台に出してこねて行きます。
生地の表面が滑らかになるまでこねて行きましょう。

このレシピに使われているヨーグルトは生地を引き締める効果があるので、最初はベタついても、プリッとまとまっていくと思います。
粉っぽさがなくなって生地に弾力が出たら、発酵に入れて行きます。

発酵中は生地が乾かないようにラップや濡れ布巾をしておきましょう。
一次発酵(35度: 40~50min)
今回のレシピは二次発酵をとらない分、一次発酵をしっかりとさせてイーストの活性をしっかり上げておきます。
また、ヨーグルトは生地を酸性にするのでイーストがより発酵しやすい環境にしてくれます。
大きさが2倍くらいになれば発酵完了です。

生地に指で穴を開けてみると、発酵状態を確認することができます。(フィンガーテスト)
指の穴がそのまま残れば発酵完了です。
今回はこの生地を3つに分割します。(1個150gくらい)

丸く形を整えたら、生地を15分ほど休ませておきます。(ベンチタイム )
成形
生地は軽くつぶして、手や麺棒を使って「ナンっぽい」形に広げて行きましょう。

本場のインドでは丸く広げた生地を手の上で遠心力を使って成形していくようですが、私は難しくてできませんでした…
生地の厚さはきっちり同じじゃなくてもいいです。
薄いところや厚いところがあることで一枚のナンでも食感の変化を楽しむことができます。
焼成
今回は魚焼きグリルとフライパンの2種類で焼き比べてみました。
魚焼きグリルなら中火で片面2分半ずつ焼きます。

グリルの方が焼き色がきちんとつきますが、膨らんだところは結構黒焦げになりやすいです。
フライパンで焼く場合は油をひいて弱火で片面3分を目安に両面焼きます。

ナンは生地に砂糖を多く使っているので、非常に焦げやすいです。
焼いてる最中も焼き色を確認しながら火を通していくのが綺麗に焼くポイントです。
