「パンを作ってみたいけど、どんな道具が必要かわからない」そんな人に向けて、パン作りに使う基本的な道具についてレクチャーしていこうと思います。
パンこねマット(ペストリーボード)
パンをこねる時に使うボードです。
テーブルなどに敷いて使うとどんなところでもパンをこねられるようになります。
人工大理石のように硬いボード状のものから、シリコン製のマットなど様々なタイプがあります。
どちらのタイプも力の入れ方によってはずれてしまうので、滑り止めをかませたりするのがおすすめです。
また、大きめのまな板などでも代用できると思います。
個人的にはツルッとしたテーブルや作業台があれば、そこでもパンはこねられるので、そっちの方がずれなくて思い切りこねるのに集中できます。
もし、そのような場所があればそちらでこねるのがおすすめです。
計量器
パンのレシピはどれもグラムで表記されています。
それゆえに正しく重さを量れないと、レシピ通りに作れないだけでなく、失敗をすることもあります。
その時に必ず必要になるのが計量器です。
種類によっては0.1gまで量れるものもありますが、計量がとても大変になるで、作るまでで疲れてしまうので、個人的には1g単位で量れれば十分だと思います。
また、最大重量は3kg以上のものがおすすめです。
1kgのものだと、
「ボールに小麦粉を入れて、砂糖を入れて…」
としていくうちに、
急にエラー表記になってしまうことがあるので、今まで測った分さえも分からなくなってしまいます。
ボール
ボールは生地を計量したり、発酵中に生地を保存するために使います。
オススメの大きさは直径が20〜28センチくらいの大きさのボールが使いやすいです。
(ちなみに、家庭で作りやすい200〜500gの小麦粉を使うと仮定してみます。)
また、ガラス製などの重いものは計量器によっては重たすぎて途中でエラー表記になってしまうことがあるので、重たすぎるものは避けましょう。
カード(スクレイパー、スケッパー)
パン生地をかき集めたり、切ったり、剥がしたりするときに使います。
こちらも製菓材料店で手に入れることができます。
金属製やプラスチック製のものがありますが、おすすめは硬さのあるプラスチック製です。
柔らかいタイプのプラスチックもありますが、切る時に曲がってしまったり、使いにくいさを感じることが多いですね。
また、金属製だとこね台を傷つけたり、重たくて扱いにくかったりするので、私はあまり使いません。
ゴムベラ(スパチュラ)
材料が全て入った後に均一にまとめるために使います。
レシピによっては初めから手を使うこともあるようですが、それだと必要以上に生地が手にくっつきます。
手が汚れた状態になると他のものがさわれなくなるので、私はゴムベラである程度まとめてから、作業台を片付けて、そして、こねる作業をしたいのでゴムベラを使います。
ちなみにゴムベラのおすすめはある程度、固さがあってしっかりとしたものがおすすめです。
柔らかすぎると、生地の固さに負けてまとめることができません。
まとめ
パン作りに必要な必需品だけをピックアップしてみました。
ほとんどが家庭のキッチンにあるもので代用ができるので、はじめての方でもハードルが低く始められます。
「出来そうだな」と思ったら、是非ともパン作りにチャレンジしてみてください!