このパンの特徴
世界一有名なシナモンロール、シナボンを参考にレシピを考えてみました。
本家のシナボンは私にとって甘さがだいぶ強く感じたので、あまさを少し控えめにしてみました。
「これでもか!」と香るシナモンの風味はそのままに、シナモンの香りに負けないような存在感のある生地になるように配合にしました。
3つのポイント
1.少し固めの生地の扱い方
今回の生地は水分量を少なめにして、成形のしやすい生地にしました。
硬い生地をこねる時に力任せに捏ねてしまうと生地が傷んでしまうので、転がしながら生地をこねることがポイントです。
2.クリームチーズフォロスティングの作り方
クリームチーズを使ったアイシングを作ります。材料を固いものから順番に入れることでダマになるのを防ぎ、口当たりがなめらかなクリームに仕上げます。
また、完成したクリームチーズフロスティングにシナモンを混ぜてシナモンクリームを作ります。そのままでも美味しいシナモンクリームを今回は生地にたっぷり巻き込んでいきます。
3.シナモンロールの成形
正方形の形に広げて成形をします。麺棒で生地を伸ばす際に4辺の角をきちんと出すことがポイントになります。詳しくは生地の最後の動画で確認ができます。
材料
【生地(6個分)】(B%)
強力粉 200g(100)
イースト 2g(1)
塩 4g
砂糖 8g(4)
牛乳 140g(70)
バター 20g(10)
【クリームチーズフロスティング】
クリームチーズ 200g
バター 50g
レモン果汁 10g
粉糖 100g
【シナモンクリーム】
クリームチーズフロスティング 100g
シナモン 10g
作り方
生地をこねる
15分は伸ばしながら弾力が出るまでこねます。
生地にハリが出てきて表面になめらかさが出てきます。
バターを入れてからさらに10分ほどこねます。
こねあがりの見極めは、生地にハリが出てきて、伸ばした時に薄い膜が張るような状態です。
一次発酵
40℃で40分
発酵器がない場合などは電子レンジのオーブンの発酵機能を使うのがオススメです。
(また、季節やその時の室温などによっても時間は変わります。)
発酵の見極めは生地の大きさが発酵前と比べて1.5~2倍の大きさになるまで膨らませます。
クリームチーズフロスティングを作る
クリームチーズと常温に戻しておいたバターをボールに入れてハンドミキサーでほぐします。
なめらかになったら、レモン果汁を入れて全体のとろみが均一になるまで混ぜていきます。
粉糖を入れてボムベラでなめらかさが出るまで、擦り込むようにして混ぜていきます。
シナモンクリームを作る
クリームチーズフロスティング100gとシナモンパウダー10gを混ぜ合わせれば完成です。
今回はシナモンの風味を強く出したいので10%量使っていますが、もちろん好みに応じて減らしてもOKです。
ベンチタイム〜成形
発酵が終わった生地を軽くガス抜きをして、分割なしで10分間のベンチタイムをとります。
ベンチタイムが終わった生地は閉じ目を上にした状態で30×30cmの正方形に伸ばします。
正方形を作るときのコツは麺棒を最後まで転がしきらずに縁の生地を少しぶ厚めに残すことです。
縁の生地を残しておくことで生地が丸まってしまった時に余っている生地で角を出すことができます、
正方形に広げられた生地の上に満遍なくシナモンクリームを塗っていきます。
奥の2cmくらいは塗らずに、巻き終わりの生地がくっつくようにします。
手前からくるくると隙間ができないようにややきつめに巻いていきましょう。
巻き終わった生地は6等分に輪切りにします。
マフィン型に並べて二次発酵させます。(なければそのまま天板に並べて焼いてもOK)
二次発酵
40℃で30分二次発酵させます。
発酵の見極めは生地の大きさが1.2倍くらいに膨らんで、表面の生地が緩んでいる状態がベストです。
焼成
250℃に余熱を入れたオーブンで8分間焼きます。
焼きあがったり型から取り出して粗熱が取れた後にクリームチーズフロスティングを乗せて完成です。