このパンの特徴
ライ麦を配合した、素朴で穀物感のあるパンです。
酸味のあるライ麦と相性の良いドライフルーツも今回はたっぷりと使っていきます。
材料
強力粉 140g(70%)
ライ麦 60g(30%)
イースト 3g(1.5%)
塩 4g(2%)
ハチミツ 30g (15%)
水 130g(65%)
バター 20g(10%)
ドライフルーツ 100g(50%)
1.生地をこねる
15分は伸ばしながら弾力が出るまでこねていきます。
ライ麦ははじめのうちはベタベタとくっつきますが、辛抱強くこねていくと次第にまとまりが出てきます。
手の表面についた生地が薄く残り乾燥してくるタイミングがきます。
そうしたら、バターを入れてからさらに10分ほどこねます。
生地に弾力が出てきて、表面がツルッとしてきたらこねあがりです。
ライ麦はグルテンを作らない粉なので、小麦粉だけで作るパンよりも弾力が弱く、ぷりぷりした触感になります。
生地が完成したところで、ドライフルーツを混ぜ込んで一次発酵をさせます。
2.一次発酵
40℃で50~60分発酵させます。
(季節やその時の室温などによっても時間は変わります。)
特にライ麦を使ったパンは発酵が早く進みます。
ライ麦にはイースト菌が必要とする多くの栄養素が含まれているのと、生地を酸性に傾けてくれるので、発酵が促進されます。
3.分割
5個に分割をします。
今回は小腹が空いた時にちょうどよく食べ切れるようなサイズにします。
4.ベンチタイム
約5分生地を休ませます。
特にライ麦を使ったパンは、グルテンの引き締まりが強くないので、休ませる時間も少なくてOKです。
もし、100%ライ麦でパンを作るときはベンチタイムはなしでも大丈夫なくらいです。
5.成形
生地は閉じ目を上にして、10cmほどの円をつくります。
その後、くるくると手前から巻いていき、閉じ目をつまみます。
二次発酵後にナイフで切り込みを入れるのでこのまま発酵させます。
6.二次発酵
40℃で30分発酵させます。
発酵の見極めは生地の大きさが1.2倍くらいに膨らんで、表面の生地が緩んでいる状態がベストです。
発酵が完了したら中心に一本の切り込みをナイフで入れます。
切り込みが入ることで、火通りが良くなるのと、デザイン性が増します。
7.焼成
250℃14分で火を通します。
ライ麦の芳醇な穀物の香りと、ドライフルーツの風味が焼きたてのパンから香ってきます!
このパン、つくりやすくてとっても美味しいので、おすすめです!